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機器・部品のエッジの鋭さ・安全について : 機器・部品のエッジの鋭さ・安全に関する基準について紹介します。BEST−Jのバリテクノロジー講座−17
投稿者: bj-admin 投稿日時: 2016-7-20 20:17:33 (1741 ヒット)

 設計者が「バリなきこと」や「糸面取りのこと」の注記でエッジの処理を図面指示する場合があります。
この指示をするときの設計者の意図は、機器・部品のエッジでけがをしないようにとの配慮があります。
このような場合に 設計の慣例として上記の「バリなきこと」や「糸面取りのこと」の注記となります。
図面指示の慣例ですから、製造側は作業標準などで対応しています。
 しかし、海外で製造するとなると、このように指示されると、エッジを、どの程度の大きさと形状で除去すればよいのかわからないことになります。
今回はけがをしないためのエッジの鋭さ・安全に関するいくつかの基準を紹介します。この基準をもとに、けがをしないエッジの鋭さについて、エッジの大きさと形状を検討してみてはいかがでしょうか?

A.エッジの安全に関する基準
1.UL1439規格
2.UL1439規格に準拠するもの
 ・複写機 −(社)ビジネス機器情報システム産業協会 
 ・福祉用具 −(独法)製品評価技術基盤機構
3.独自の試験方法
 ・玩具―玩具安全基準書ST−2012−(一社)日本玩具協会
 ・トイレットペーパーホルダー、郵便受け箱−製品安全協会
4.安全なエッジ寸法と形状
 ・(一財)機械振興協会 技術研究所の設計指針

B.各基準の概要
1.UL1439規格
 規格に定められた「エッジテスタ」を用いて試験する。エッジテスタでエッジ50mmを、6.7Nの力を加えて一往復させて試験する。「エッジの鋭さ」の判定はエッジテスタに取り付けられている「感知テープの切れ」で行う。

2.玩具安全基準書ST−2012

 玩具安全基準書に定めた試験器によって試験する。直径9.53mmの外周に、指定のテープを張り付けて、6Nの力を加えて、回転させる。判定はテープの50%以上が切断されていると「危険なエッジ」になる。

3.トイレットペーパーホルダー、郵便受け箱の認定基準
                      及び基準確認方法

 Φ6mmの金属製丸棒に新聞紙を6回巻きつけ、1Kgfで押し付けて、ずらして試験する。判定は新聞紙が切れれば「危険なエッジ」になる。

1. 機械製品に対する安全要求と設計方法
            一般財団法人機械振興協会 技術研究所
第9回 個別安全要求と設計―シャープエッジ―
          −シャープエッジ、コーナーに対する保護―

 設計方法
(1)装置に使用者が常に触れる可能性がある場合
 ・厚さが0.5mm以下の薄板は、丸めるか、巻き上げる。
 ・厚さが0.5〜3.0mmの端部は、全半径の丸みをつける。
 ・厚さが3.0〜6.5mmの端部は、半径1.5mm以上の丸みを
  つける。
 ・厚さが6.5mm以上の端部は、半径3.0mm以上の丸みを
  つける。

C.関連するニュース:BEST−Jのバリテクノロジー講座−10
                     2014.3.16付け

文責:宮谷 孝 宮谷技術士事務所 所長

                                   以上

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